セパレートストッキングが脚(すね・ふくらはぎ)を保護する

2021.10.13

セパレートストッキングの役割

サッカー競技規則の第4条の第2項の基本的な用具で定めらているソックスは試合時には着用が義務となっています。世界で初めてサッカーソックスのセパレート化を体系化したLegToolSeparationSystem®︎では、サッカーソックスをセパレートした時の足を覆う用具をセパレートソックス、すねとふくらはぎ部分を覆う用具をセパレートストッキングとしています。

セパレートストッキングには、脚の保護の役割があります。競技者が試合中の接触や衝突、転倒やスライディングなどの際に切り傷や擦り傷から脚を守ります。さらにすね当てを覆うこともセパレートストッキングの役割です。

競技者の脚を守るすね当てを覆う

サッカー競技は「ゴールを奪い合う」ために「ボールの奪い合い」が、ピッチのあらゆる場所、局面で行われます。競技者はサッカースパイクを着用しています。サッカースパイクは、アウターソールの素材は決して柔らかいものではありません。そして、ソール(靴底)にはピッチを噛むためのスタッドがついていますので、競技者の脚は危険です。そのため、サッカー競技では、すね当ての着用が義務化され競技者の脚を保護しています。そのようなことからすね当ての着用もサッカー競技規則(第4条)で定められています。

フェアで激しいデュエルが醍醐味から脚を守る

サッカー競技は、芸術的なテクニック、華麗なパスワーク、頭脳的な戦術という魅力と、フェアで激しい決闘(デュエル)も醍醐味です。フェアで激しいデュエルには、アクシデントが起きることがあります。そのアクシデントが起きた時に怪我になることがあります。前述のとおりサッカー競技規則でサッカーソックスには、すね当てを覆うことが記されています。激しいデュエルが醍醐味のサッカーですが、競技者の安全と安心は保証されなければいけません。

怪我を負う、負わせてしまうかもしれない

サッカー競技の安全と安心は、競技規則だけでは保証されるものではありません。コンタクトを伴うゴールを奪い合うボールゲームには気をつけていても、アクシデントはつきものです。自分が怪我を負わせてしてしまうかもしれない。または、負うかもしれない。その両面からすべてのサッカー競技者は、適切な素材、大きさのすね当ての着用とセパレートソックスを正しく着用することでサッカー競技の魅力・醍醐味は、より発展していくことが期待できます。

セパレートストッキングに穴を空ける?

今、世界各国ではワールドカップ予選が繰り広げられています。各大陸の出場権の獲得と各国の威信、誇りをかけた予選は本大会以上に激しくなります。ワールドカップアジア3次予選のオマーン代表とベトナム代表の試合で、オマーン代表の6番のAHMED AL-KHAMISI選手がセパレートストッキングに穴を空けている画像がありました。(リンクした@fifaworldcup Instagramの5枚目)

ふくらはぎへのストレス(窮屈さ、不快感)を解消するための工夫と考えられますが、激しい球際でのプレーの際にスパイクの先端、端、スタッドによる怪我からセパレートストッキングは脚の保護には大切な用具であることを考えるとベストな選択ではないと考えます。

セパレートストッキングを正しく着用

セパレートストッキングを正しく着用することで、すねやふくらはぎを保護することができます。脚が疲れて下ろしたり、ずり落ちたままプレーすることなく自分の脚を保護することも考えてください。もし、試合中に裂けてしまったりした場合は、競技者は審判員に伝えて履き替えましょう。審判員は、そのような状況を把握した場合、プレーを中断して競技者の安全を最優先に対応をお願いします。

 

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セパレートストッキングについて

サッカーソックスのセパレート化を推進 セパレートストッキングのメーカー・製品を紹介

フットボールクリエイター 角田壮監

足とシューズの最適化で競技者本来の力を引き出すという視点から世界初のサッカーソックスの構造を分離させ完成されたセパレートサッカーソックスLeg Tool Separation Systemを考案。

グローバルシーンで実績を残している様々なトップアスリートや競技団体のマネジメントやディレクションで培った「競技力向上のための組織づくり」をはじめ、社会にスポーツが持つ有益な効果を生み出すためにスポーツシステムコーディネーター、スポーツプロデューサー、プロジェクトコンサルタントとして、次世代ニーズを見据えた魅力ある競技スポーツシーンの創出に努めている。