
ベースレイヤーを選ぶように、サッカーソックスを選ぶ時代へ―「足元の肌着」が快適さとパフォーマンスを変える―
2025.04.29
目次
はじめに
「ソックスなんて、どれも同じ」――そう思っていませんか?
実は、ソックスの選び方一つで、快適さもパフォーマンスも大きく変わるのです。
今回は、肌着=ベースレイヤーの考え方をヒントに、ソックス選びの重要性についてご紹介します。
1. 肌着を選ぶように、季節や目的で変えるベースレイヤー
冬になると、保温性のある厚手の肌着を選び、暑くなってくると通気性の良い薄手の肌着に替える――そんなふうに、私たちは自然と「肌にふれるもの」を季節やシーンに応じて選んでいます。
登山やスポーツでは特に、ベースレイヤー(肌に一番近いレイヤー)は重要視されます。
なぜなら、以下のような機能が求められるからです。
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着心地
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動きやすさ
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吸湿速乾
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肌触りのよさ
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軽さと保温
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通気の良さ
2. ソックスも「足のベースレイヤー」として考える
ところが、ソックスにはそれほど気を使っていないという人も多いのではないでしょうか?
シューズを脱がなければ見えないため、選び方が軽視されがちです。
ですが、こんな経験はありませんか?
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指先に違和感があり、集中できなかった
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擦れて痛くなった
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蒸れて不快だった
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シューズの中でズレてしまった
これらの原因は、「合わないソックス」によるものかもしれません。
3. ソックス選びのチェックポイント
快適なソックスを選ぶには、以下のポイントが重要です。
・サイズが合っているか
足にフィットしているか確認を。
・素材と肌触り
柔らかさ、チクチクしない、吸湿速乾性の高い素材を選びましょう。
・ズレにくさ
動いてもたるまない、滑らない設計が理想的です。
・足指・足裏・足首の自由な動き
機能的な構造が、足本来の動きを妨げません。
4. サッカーソックスにも“選ぶ基準”を
私は、サッカー用ソックスに**セパレート構造(つま先・足裏・足首・脛の分割)**を取り入れることで、足とシューズの最適な関係を追求しています。
「サッカーシューズを選ぶように、サッカーソックスも選ぶ」
という視点に加え、今後は
「ベースレイヤーを選ぶように、ソックスも選ぶ」
という視点も広めていきたいと考えています。
5. ソックスで、足(肌)を守り、パフォーマンスを支える
ソックスは単なる消耗品ではなく、**肌とシューズの間で身体を守る“インターフェース”**です。だからこそ、以下を大切にしてください。
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見えないけれど、履き心地にこだわる
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快適さを支える素材や機能を重視する
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足の動きとフィット感のバランスを大切にする
“見えないからこそ”こだわりたいソックス選び
「肌着と同じようにソックスを選ぶ」
それだけで、スポーツも日常も、足元からぐっと快適になります。
これからの時代、ソックスも“パフォーマンスウェア”として選ぶ時代です。
ぜひ、今日から意識を変えてみてください。
※ベースレイヤーを選ぶように、サッカーソックスを選ぶ時代へ(2022.12.14)の2025版再掲載になります。
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LEG TOOL SEPARATION SYSTEM(LTSS)とは
**LTSS(LEG TOOL SEPARATION SYSTEM)**は、完成されたセパレートサッカーソックスの設計思想です。
セパレートサッカーソックスとは、
セパレートサッカーソックスとは、従来のサッカーソックスを足と脚の部分に分けて設計されたソックスです。足の部分を覆う短いセパレートソックスと、すね当てを覆うセパレートストッキングを組み合わせることで、足とシューズのフィット感を最適化し、脚の保護や快適性を向上させます。
サッカーソックスは、もっと自分らしく進化できる。
**LTSS(LEG TOOL SEPARATION SYSTEM)**は、
従来のつま先から膝下までのハイソックスを超えた、
**「自分でカスタマイズできるサッカーソックスの新しいカタチ」**です。
LTSS(完成されたセパレートサッカーソックスの設計思想)は、
4つのアイテムで構成されています。
• セパレートソックス(足とシューズの関係を最適化)
• セパレートストッキング(脚の外傷予防と快適さ)
• サッカーソックス専用テープ(快適フィットとズレ防止)
• 段階着圧インナーストッキング(コンディションを整える)
これらを組み合わせて、あなた自身のベストなLeg Styleをつくる。
〜Find the leg style that suits you〜
それが、LTSSの考え方です。
フットボールクリエイター 角田壮監
足とシューズの最適化で競技者本来の力を引き出すという視点から世界初のサッカーソックスの構造を分離させ完成されたセパレートサッカーソックスLeg Tool Separation Systemを考案。
「競技者本来の力を引き出す」ためにを理念に、グローバルシーンで実績を残している様々な競技のトップアスリートや競技団体のマネジメントやディレクションで培った「競技力向上のための組織づくり」をはじめ、社会にスポーツが持つ有益な効果を生み出すためにスポーツシステムコーディネーター、スポーツプロデューサー、プロジェクトコンサルタントとして、次世代ニーズを見据えた魅力ある競技スポーツシーンの創出に努めている。
KAKU SPORTS OFFICE MISSION
アスリート思考で心豊かな社会づくりをクリエイトする
KAKU SPORTS OFFICEは、「アスリート思考で心豊かな社会を創造する」をモットーに、競技スポーツに関わる個人・企業・団体の活動や事業を、的確な視点で分析します。そして、言語・文化・音楽・映像・活字といった多様な“シンボル”を活用し、人と人、組織と組織、企業と企業、人と組織・企業といったあらゆるつながりの中から、最大の相乗効果を生み出す組み合わせをコーディネート。新たな利益システムを構築するコミュニケーションコーディネーターとして活動しています。
また、創業者・企画者としての精神をもとに、理念や目的を共有できるパートナーの育成や、持続的かつ自走可能な組織づくりを支援するシステムコーディネーターとしても貢献。さらに、競技者一人ひとりが本来持つ力を引き出すメンターとして、競技スポーツの発展にも寄与しています。