
サッカーソックスを選ぶ時代、セパレートストッキングを選ぶ時代へ〜ふくらはぎ周囲とすねの長さで選ぶ新しい常識〜
2025.05.09
セパレートソックスを選ぶ時代から、セパレートストッキングを選ぶ時代へ〜ふくらはぎ周囲とすねの長さで選ぶ新しい常識〜
KAKU SPORTS OFFICEでは、2016年よりサッカーソックスの新しい設計思想として「LTSS(LEG TOOL SEPARATION SYSTEM)」を提唱し、プレーヤー本来の力を引き出す用具設計に取り組んできました。
サッカーソックスにおける“分離”の意味
従来のサッカーソックスは、つま先から膝下までが一体型で設計されており、足とふくらはぎが異なる役割・構造・求められる機能を持っているにもかかわらず、同一素材・同一設計で製造されていました。
LTSSはこの前提を見直し、「足」と「脛・ふくらはぎ」の機能的分離の必然性から、サッカーソックスを構成要素ごとに再設計。
その中でも特に「セパレートストッキング(カーフソックス)」に焦点を当てています。
セパレートストッキングとは
セパレートストッキングは
セパレートサッカーソックスの構成要素の1つとして、競技者の脚(下腿部)の保護、すねあてを覆い隠す重要な用具です。競技規則上、すね当てを覆う必要があるため、足首から膝下までをカバーする形状となっています。
現在では、スポーツメーカーや靴下専業メーカーがこの構造を採用し始めていますが、その一方で、ふくらはぎやすねのサイズに合わせて選べるセパレートストッキングは、いまだにほとんど存在していないのが現状です。
「穴をあけて履く」という現象が示すもの
近年、セパレートストッキングに意図的に大きな穴を空けて履く選手が目立つようになっています。
これは、既製品のフィット感が合わず、「ふくらはぎが窮屈」であることの現れです。
とくに、女子選手や中高生をはじめとする育成年代では体格差が大きいにもかかわらず、選べるサイズが限られており、フリーサイズしか存在しないのが現状です。
その結果、自分の脚に合わないストッキングを無理に着用せざるを得ず、競技パフォーマンスにも影響を及ぼしていると考えられます。
日本初、ふくらはぎ周囲で選べるセパレートストッキング
LTSSでは、「サッカーシューズを選ぶようにソックスを選ぶ」時代の実現に向けて、ふくらはぎの周囲長やすねの長さに着目したサイズ選びを提案しています。
そしてその設計思想に基づき、日本で初めて「ふくらはぎ周囲のサイズ区分(2区分)」を採用したセパレートストッキングが、RxL(武田レッグウェアー)との協業により製品化しました。
【標準タイプ】FS-1000/ふくらはぎ周囲 35~45cm
https://shop.rxl.jp/collections/football-stocking/products/fs-1000
【細身タイプ】FS-2000/ふくらはぎ周囲 25~35cm/
https://shop.rxl.jp/collections/football-stocking/products/fs-2000
現在はまだ2サイズ展開ですが、これを起点として、さらなるサイズ多様化への道筋を開きたいと考えています。
企画・開発:KAKU SPORTS OFFICE(角田壮監)
製造・販売:武田レッグウェアー(RxL)
※LTSS(考案者:角田壮監)はブランドやメーカーではなく、サッカーソックスの再設計に基づく設計思想です。
靴下専業メーカーやスポーツメーカーの皆さまへ
KAKU SPORTS OFFICEでは、LTSSの設計思想をもとに、サイズ選びの自由度や、機能性・快適性の向上を共に追求できるパートナーシップを歓迎しています。
ふくらはぎ周囲やすねの長さを基準とした製品設計を通じて、「セパレートストッキングを選ぶ」時代を、リスペクト&オープンマインドで一緒に実現していけることを願っています。
企画・提案:KAKU SPORTS OFFICE
公式サイト:http://www.ltss-soccer.com/
ご質問・ご相談はこちらまで:contact@kakusportsoffice.com
フットボールクリエイター 角田壮監
足とシューズの最適化で競技者本来の力を引き出すという視点から世界初のサッカーソックスの構造を分離させ完成されたセパレートサッカーソックスLeg Tool Separation Systemを考案。
「競技者本来の力を引き出す」ためにを理念に、グローバルシーンで実績を残している様々な競技のトップアスリートや競技団体のマネジメントやディレクションで培った「競技力向上のための組織づくり」をはじめ、社会にスポーツが持つ有益な効果を生み出すためにスポーツシステムコーディネーター、スポーツプロデューサー、プロジェクトコンサルタントとして、次世代ニーズを見据えた魅力ある競技スポーツシーンの創出に努めている。
KAKU SPORTS OFFICE MISSION
アスリート思考で心豊かな社会づくりをクリエイトする
KAKU SPORTS OFFICEは、「アスリート思考で心豊かな社会を創造する」をモットーに、競技スポーツに関わる個人・企業・団体の活動や事業を、的確な視点で分析します。そして、言語・文化・音楽・映像・活字といった多様な“シンボル”を活用し、人と人、組織と組織、企業と企業、人と組織・企業といったあらゆるつながりの中から、最大の相乗効果を生み出す組み合わせをコーディネート。新たな利益システムを構築するコミュニケーションコーディネーターとして活動しています。
また、創業者・企画者としての精神をもとに、理念や目的を共有できるパートナーの育成や、持続的かつ自走可能な組織づくりを支援するシステムコーディネーターとしても貢献。さらに、競技者一人ひとりが本来持つ力を引き出すメンターとして、競技スポーツの発展にも寄与しています。