素足感覚という表現は正しく使われているのか?

2017.07.14

競技者は素足感覚を知っているのか?

1990年のイタリアワールドカップのRunbirdのシューズが超軽量のサッカーシューズを販売したあたりから急速にサッカーシューズの軽量化が進んだように記憶しています。ブラジル代表選手が使用したこともあって、ボールを操るには素足のようなシューズがいい!感じでしたね。

当時、サッカーシューズの販売をしていたのですが「軽い靴」「ブラジル代表着用」ということだけで購入を希望する中高生がいましたが、僕は安易に売ることはしませんでした。

理由は、軽い、薄い=素足感覚ではないから。

それは、靴下で考えると分かりやすいかもしれないですね。

薄いものが、必ずしも素足感覚という訳ではないですよね。

競技をするのに素足感覚で本当にいいのか?

サッカースパイクを高く評価する表現方法に素足感覚という表現を安易に使う方がいます。

サッカースパイクが素足感覚ということだけで本当によいシューズなのだろうか?

LTSSの考え方として答えはノーです。

サッカーは、走るだけではないし、不確実要素満載の環境での競技です。

サッカー競技は、素足でプレイするよりも専用のサッカーシューズを着用する方がより高度なプレイができます。

実際、日本人選手のどのくらいの人が「裸足」でプレイしたことがあるのかな~。

裸足でプレイしたことがなく「素足感覚」が良いというのは不思議な感じですね。

サッカーシューズが「素足感覚」というのは困難。スパイクは凹凸がある硬いソールが重要ですからね。

素足感覚ではなく競技者のプレイの傾向と履き心地

サッカーシューズのセレクトを依頼された時は、使用されるピッチ、使用頻度、現在使用しているシューズを見せてもらいながら傾向を把握。競技者のチーム内の役割、自身のプレイの最大の武器についての話も聞きます。その情報をベースにどのシューズが適しているかを提案します。

実際にフィッティングの段階では、希望サイズの前後も試履きしてもらうのですが、一般的に使われる素足感覚ではなく「履き心地」や「フィーリング」という言葉を使います。

さらに踵の収まり、ソールの形状、硬さ、スタッドからの突き上げ感をヒヤリングします。

足の包み込まれ感、ヒールの安定などは「素足感覚」にはならない。

素足感覚のシューズというリクエストだけでシューズを選ぶことはできないです。

運動性と安全性のバランス(完成度)+機能性

LTSSでは、サッカーシューズは運動性と安全性の2つの要素のバランスを大切にしています。

運動性では自足の機能を妨げない、競技者本来の運動性を引き出す。安全性は怪我に対する配慮。

この2つのバランスを「完成度」という表現を使います。

その完成度を保ちながら「機能性」で特色あるシューズになります。

ですが、機能性を加えることによって完成度が低下してしまうシューズもあります。

さらに機能や採用した素材が定着する前に、次の機能、次の素材とすぐに変わるなんてメーカーがあれば、それは用具ではなく「流行商品」。スポーツメーカーであれば少なくても7~8年は改良を加えながら完成度を高めるために継続はお願いしたいですね。

サッカースパイクで完成度を維持しつつ特色ある機能を加え続けているのがMIZUNOモレリア、モナルシーダシリーズではないでしょうか。

もちろん、素足感覚という表現を安易に使っていないです!

http://www.mizuno.jp/football/morelia.aspx

http://products.mizuno.jp/c/category/football/shoes/monarcida

 

ここに記述した運動性と安全性+機能性の考え方は、あくまでもLTSS的なサッカーシューズの概念ですので、最後はご自身に最適なシューズを選ぶことが、何よりも重要です。

シューズを履きこなせる足に鍛える

このブログに何度か記載しているかと思いますが、競技者は用具に頼り過ぎてはいけない。

まずは、自身の競技力を向上させるという本質的な取り組みを忘れてはいけません。

用具だけでなく、怪我についても「装具」に頼る以前にやるべきこと疎かにしてはいけません。

競技者は、自己鍛錬です。自分磨きです。

自分を磨くと、自分に適した用具を理解出来ます。

そして、自分に適した用具は自己鍛錬で磨いた競技者本来の力を引き出してくれます。

 

LTSSオーガナイザー|セパレートサッカーソックスメーカー

KAKU SPORTS OFFICE 角田