サッカーソックスのセパレート化を推進 セパレートソックスのメーカー・製品を紹介
2022.09.17
目次
セパレートサッカーソックスについて LTSS設計思想
サッカー競技では、競技者の安全を保つためにソックスの着用が義務付けられています。（LTSS-SOCCER関連ブログ サッカーでソックスを履く理由）
サッカーソックスといえば、つま先から膝下までのハイソックスが一般的でした。
私たちはサッカーソックスがつま先から膝下までのハイソックス形状について、また品質について分析し、競技者に有益な用具にすることを目的としたサッカーソックスのセパレート化「セパレートサッカーソックス」の普及に努めています。
セパレートサッカーソックスとは LTSS 設計思想
セパレートサッカーソックスは、従来のサッカーソックスをシューズを履く足部分（セパレートソックス）と、シンガード（すね当て）を装着する脚部分（セパレートストッキング）に分離させ、競技者の足、脚の都合やチームの事情に合わせて組み合わせたサッカーソックスです。
セパレートソックスとは
セパレートソックスは、シューズを履く足に着用する足とシューズの関係を最適化を役割としたセパレートサッカーソックスの構成要素です。セパレートソックスは短いソックスであることからセパレートストッキングと組み合わせることで試合で着用できるサッカーソックスになります。近年、指先が５本指型、足袋型やグリップ機能付きのソックスを着用する競技者が増え注目されています。
セパレートストッキングとは
セパレートストッキングは、サッカーソックスを足部と下腿部に分けて設計した際に、下腿部（ふくらはぎや脛）を覆う筒状のストッキングです。主にシンガード（すね当て）を覆い、競技者自身の脚を保護する役割があります。
サッカーソックスをセパレートすると、スポーツメーカーや靴下専業メーカーは
サッカーソックスをセパレートにすることで、メーカーは足指、足裏、足、足首の機能を妨げずに足とシューズの最適化を図ることを目的にセパレートソックスとして開発、供給することできます。そして、脚の保護とふくらはぎのコンディションや快適さを図ることを目的にセパレートストッキングとして開発、供給することができます。
これにより競技者は、足や脚のコンディション、シューズとの相性などによって足部分をセパレートソックス、脚の部分をセパレートストッキングとしてFeeling 「感覚」、Time「時」、Place「所」、Occasion「場合」に合わせて選択をすることができます。
サッカーシューズを選ぶようにセパレートソックスを選ぶ
つま先から膝下で一体となっているハイソックス型のサッカーソックスは、シューズ内の足部分よりも脚の保護が基本的な役割として開発、製造されてきた歴史があります。
サッカーソックスをセパレート（セパレートサッカーソックス）にするとシューズ内の足部分（セパレートソックス）は、サッカーシューズを選ぶように自分の足に適した構造、品質で選ぶことができます。また、自分の足とシューズの相性に合わせて選ぶことができます。
シューズ内の足の肌を保護すること、足や足指の機能を妨げないこと、シューズ内の足とシューズの関係をよりよくする（足とシューズの最適化を図る）ためのセパレートソックス選びが大切です。
足とシューズの最適化を図るセパレートソックス選びのチャート
セパレートソックス選び方をまとめました。セパレートソックスは、素足感覚の品質（設計、編み方、素材）を基礎要素として、シューズとのフィット感や感触を調整する生地の厚み（薄い、厚い）、足指の機能の最大化や感触を研ぎ澄ます指先形状（円形、５本指、足袋）の基本選択に加え、滑り止め効果やテーピング効果といった付加機能の有無などでソックスを選ぶことができます。
LTSS 設計思想 セパレートソックスについて【LTSS ITEM01】
国内外のセパレートソックスを紹介
この数年、サッカーソックスのセパレート化が進み、国内外のメーカーから独自の視点で開発されたセパレートソックス（短いサッカーソックス）や既存品をアップデートとして展開されているセパレートソックス紹介します。
TRUsox Performance Non-Slip Grip Socks
最高最高峰のグローバルシーンで着用されているグリップソックスのパイオニア。ソックスの表面（シューズ側）、裏側（足側）にグリップ素材を付着したセパレートソックスです。厚み、丈の長さで選択することができます。
Tape Design
近年、グローバルシーン、国内のプロサッカー選手の使用が増えてきているグリップソックスです。タコの吸盤のような形状の滑り止めを付着。素材の柔らかさや鮮やかなカラーの展開なども魅力です。
MIZUNO
スポーツ総合メーカーミズノ社が開発したゼログライドショートソックス(5本指)。足裏・足裏母指球・足裏かかと・アキレス腱の全包囲のグリップ、両面にグリップ力を有する5本指ショートソックスです。
MIZUNOオンラインショップ ゼログライドソックス（５本指）
バイオギアソニック フットボールソックスは、足裏側の足指から前足、かかと、足の甲にグリップ素材を付け、シューズとのズレを軽減。足首トラブルをケアするテーピング設計。指先形状は円形
MIZUNOオンラインショップ バイオギアソニック フットボールソックス
Tabio
国内の中高生に支持されている５本指グリップソックスを供給。最近では、野球やバスケットボール、ゴルフなどのソックスも供給しています。
UMBRO
1924年にイギリスマンチェスター発祥のフットボールブランドアンブロもグリップソックスを発表。サッカー老舗ブランドが日本の市場のニーズに合わせて５本指グリップソックスを供給。
UMBRO ONLINE SHOP SOCCER SHOP KAMO
RxL FOOTBALL
トレイルラン、ウルトラマラソン、マラソンのランナーから絶大な信頼を得ている靴下専業メーカーがサッカーソックスを供給。シューズ内の足の肌を保護、足指、足裏、足の機能を妨げない独自の立体製法で製造。世界で唯一の素足感覚を追求したセパレートソックスは厚みと指先形状の違う４タイプから選択できる。また、耐久性に優れたプラクティス仕様のミドル丈のソックスも展開。
Rio de Janeiro 極薄 指先形状５本指 ショート丈
ケンビースポーツソックス（GUNSOKU)
耐久性に優れたクルー丈の親指補強５本指ソックス。このソックとは別に足裏はパイル仕様のサッカーショートソックスもあります。
Activital - フットサポーター
サポーター用の編み機で製造されているフットサポーター。編み組織が可能にする足首の安定感、足指を強く使える足袋形状が生む質の高いサポート性。解剖学的アプローチでしたグリップ力は従来ソックスの1.6倍！さらにSEK抗菌防臭加工の糸を採用。
セパレートストッキングとは
セパレートストッキングは競技者の脚（下腿部）の保護、シンガード（すねあて）を覆い隠す重要な用具です。サッカー競技規則第4条のソックスはすね当てを覆うことが定めらていますので、サッカーソックスをセパレートした際に丈が短いセパレートソックスだけでは公式戦に出場することはできません。
セパレートソックス（短いサッカーソックス）と、すねやふくらはぎ部分（すねあて）を覆うセパレートストッキングと組み合わせることで競技規則4条に定められているソックスになります。
セパレートソックスとセパレートストッキング組み合わせる
Leg Tool Separation System®︎の設計思想の構成要素であるセパレートストッキングは、靴下専業メーカー武田レッグウェアー社との協業で製造。
国内外のスポーツメーカー、靴下メーカー各社が独自に開発したセパレートソックスとの組み合わせを可能にした設計で製造しています。
Leg Tool Separation System®︎仕様の独自の裾口設計（リブ裾）
Leg Tool Separation System®︎の仕様のセパレートストッキングの特徴のひとつが、セパレートソックスとセパレートストッキングの組み合わせ部分をリブ編みをしていることです。リブ編みの特徴である横方向の伸張性を活して適度なテンションと履き心地を作り出しています。
究極の素脚感覚を作り出すLeg Tool Separation System®︎独自の設計
Leg Tool Separation System®︎の仕様セパレートソックス（TOKYO São Paulo OKINAWA Rio de Janeiro）と、Leg Tool Separation System®︎の仕様の セパレートストッキング さらに、Leg Tool Separation System®︎の仕様の専用テープ（ サカストテープ ）すると究極の素足感覚のセパレートサッカーソックスに仕上がります。また、多くのメーカーが製造しているクルー丈、ハイクルー丈、ミドル丈といったふくらはぎ近くまでのソックス丈であれば、テープを使用せずにセパレートサッカーソックスを完成させることも可能です。
アールエルオンラインショップ 専用テープ LTSS サカストテープ
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フットボールクリエイター 角田壮監
足とシューズの最適化で競技者本来の力を引き出すという視点から世界初のサッカーソックスの構造を分離させ完成されたセパレートサッカーソックスLeg Tool Separation Systemを考案。
「競技者本来の力を引き出す」ためにを理念に、グローバルシーンで実績を残している様々な競技のトップアスリートや競技団体のマネジメントやディレクションで培った「競技力向上のための組織づくり」をはじめ、社会にスポーツが持つ有益な効果を生み出すためにスポーツシステムコーディネーター、スポーツプロデューサー、プロジェクトコンサルタントとして、次世代ニーズを見据えた魅力ある競技スポーツシーンの創出に努めている。
