
サッカーソックスが“第2の皮膚”になるとは?──LTSS設計思想が目指すセパレートソックスの本質
2025.06.18
サッカーソックスは、ただ履けばいいものではありません。
擦れ・ズレ・締め付けといった違和感に加え、「履いたことで感覚が鈍くなった」と感じる選手も少なくありません。LTSS設計思想が提案するのは、“足の機能を妨げない”ソックスの再設計。
本来の力を引き出すために、ソックスは“第2の皮膚”であるべきだと私たちは考えます。
目次
ソックスが引き起こす違和感──足の機能を妨げていませんか?
サッカー選手の多くが日々感じている悩み、それが「ソックスによる違和感」です。
「擦れて痛い」「ズレる」「締め付けが強すぎる」。
そして、意外と見過ごされがちなのが「履くと感覚が鈍る」という声です。
特に“機能性”をうたうソックスほど、足を強くホールドしたり、厚みや圧迫が加わったりすることで、本来の足の繊細な感覚や自由な動きが損なわれていることがあります。
私たちは今、問い直す必要があります。
足の機能を“補う”ためのソックスが、逆にその機能を“奪っている”のではないか?
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LTSSの提案──セパレートソックスは“第2の皮膚”であるべき
LTSS(Leg Tool Separation System)の設計思想におけるソックスは、従来の「競技規則の体裁を整える」や「足に機能性を付加する」ではなく、**“足の機能を活かす”**ことを目的としています。
特に短いソックス(セパレートソックス)には、以下のような役割が求められます。
• 足指・足裏・足背・踵・足首の感覚と動きを妨げない
• シューズとのフィット感を高めつつ、ズレない安定性
• 肌を擦れや衝撃から守り、必要な箇所だけをサポートする
LTSSのセパレートソックスは、これらを**“第2の皮膚”**として実現するために、あえて「分ける」設計を採用しています。
この設計思想の根底には、“足そのものの働きを最大限に活かし、それをシューズと一体化させる”という、私たちのミッション──『足とシューズの最適化』があります。」
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“機能を妨げない”という再設計思想
足は、28個の骨、30以上の関節、そして100以上の靭帯や筋から構成されており、
それぞれが細かく連動することで、地面を感じ、バランスを取り、プレーを支えています。
また、足裏には**感覚受容器(メカノレセプター)**と呼ばれるセンサーが密集しており、
触れる・圧を感じる・揺れを察知する、といった高度な感覚情報が常に処理されています。
LTSSのセパレートソックスは、この**“足そのものが持つ高性能”**を妨げず、
むしろ「引き出す」ことを目的とした設計です。
外から“サポートする”のではなく、
内なる力を“邪魔しない”ことが、最大のサポートである──
それがLTSS設計思想の本質です。
だからこそ、私たちは“機能性”よりも**品質(=足の感覚を最大限に活かす機能美)**を重視します。
「見た目では分からないが、一般的なソックスとは確かに違う」──
それこそが、本当に選手の感覚に寄り添う“第2の皮膚”であるソックスのあるべき姿です。
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道具の機能の前に身体──足のコンディションを見直す
なぜ“道具の機能の前に身体”なのか?
誤解を恐れずに言えば、
ソックスやシューズは「最後に履くものであって、最初に頼るものではありません」。
どれだけ優れたソックスでも、足のコンディションが整っていなければ、
その性能を十分に活かすことはできません。
• 足裏の筋肉がうまく使えているか
• 指がしっかりと開くか、動くか
• 体重移動のバランスが正しいか
まずは足そのものの状態を高めること。
そして、その仕上げとしてソックスやシューズを選ぶ。
それが、LTSSが目指す「競技者本来の力を引き出す」ためのプロセスです。
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足を“覚醒”させるという選択──再設計のその先を見据えて
LTSS設計思想をより深く理解するには、
「足はなぜ、分けるべきなのか?」という根本から考える必要があります。
その答えの鍵を握るのが、足の構造と、
足裏に密集する感覚センサー=メカノレセプターの存在です。
後日、その足の基礎知識について、より詳しくお伝えします。
▶《関連コラム》LTSS設計思想|“感覚受容器メカノレセプター”とは?
足裏の“感覚センサー”の正体を、より詳しく解説しています。
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